加湿器は機械の力を使って常温の水を蒸発させ、室内を加湿して乾燥を防ぐためのものです。
空気が乾燥しやすくなる冬になると使用される場合もありますが、常温の水ではなくオゾン水を使いたいと考える人もいるかもしれません。
加湿器にオゾン水を使うのは危険なのか、そして上手にオゾン水を使う方法はあるのかについて解説します。

そもそもオゾン水は濃度に注意していれば、人体に悪いものではありません。
オゾン水の中にあるオゾンは気体であり、水の中に溶け込んでいても時間が経つと大気に放出されます。
室内で加湿器を使う場合、オゾン濃度が高くなります。
オゾン濃度を示す単位として、パーツパーミリオンというものがあります。
0.1パーツパーミリオンを超えていなければ、悪い影響はないとされています。
オゾン水や加湿器が危険ではなく、オゾン濃度に注意する必要があるというだけなのです。

ちなみにオゾン水は食品添加物としても認められており、医療現場でも使用されています。
加湿器を使いオゾン水を室内に散布することで、空気中にある菌やウイルスへの対策ができるでしょう。
常温の水の代わりにオゾン水を用意し、加湿器の中に入れて使ってください。

オゾン濃度に注意しつつ上手にオゾン水を使う方法ですが、オゾン水発生器を有効活用することです。
上記した通り室内のオゾン濃度が0.1パーツパーミリオンを超えると、何かしらの悪影響が出る可能性があります。
しかし正常に機能するオゾン水発生器を使用すれば、許容濃度を超える心配はないでしょう。
安全なオゾン水を用意して加湿器に使うためには、オゾン水発生器があると便利なのです。

一定の濃度に保った状態でオゾン水を作り、その後加湿器の中に入れます。
後は稼働させることで、オゾン水が室内に広がります。
加湿をして空気が乾燥するのを防ぐのと同時に、空気中の細菌やウイルスを除去する効果が期待できます。
温度が調整できる加湿器を使う場合、45度を超えないようにすると良いです。
オゾンの半減が進み、期待できる効果も半減してしまうため注意が必要です。
温度は40度前後のぬるま湯に設定して、オゾン水の効果が十分発揮されるように環境を整えてください。

以上の通り上手にオゾン水を使いたいのであれば、加湿器とオゾン水発生器をセットで用意すると良いです。
オゾン濃度にさえ注意していれば危険ではなく、同時に加湿器の温度に注意していれば問題ないでしょう。

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